多くのアトピーの方に共通する症状の一つにあるのが、“汗”ですね。“汗をあまりかかない”という点ですね。
これは、どうしてもステロイドのワセリンなどの油性基剤を塗っている影響もあるのですが、それ以前にアトピーの方に、汗をかく力が弱い方も多いのも事実です。言うまでもなく、“汗をかく”というは、カラダにたまった毒素を外の排出する一つのカラダの機能です。汗をかかなければ、アトピーも悪くなりがちです。ですので、汗のこと、少し知っておいてほしいです。
まず、人間は、1日に約2.5Lほどの水分を排泄しています。これは、汗、尿中、便、細かいところを見ると、呼吸でも約400mlの水分が1日に排出されています。
ということは、単純計算で考えて、2.5L分を補うぐらいの水分を、人間は体に入れないといけないってことです。でないと、どんどん、乾いてしまいます。
食事で、約600ml前後とすると、夏で1.5~2.0Lを目安に、冬なら1.0~2.0Lを前後に。日頃から、水分を摂取したいところです。特に、乾燥が強い方は、水分摂取を意識してもいいともいます。(逆にあまり水分を取りすぎないほうがいい人もいますので、これは人によります。特に症状が悪化しているときは)
で、ココで気を付けてほしいのが、コーヒー、お酒、普通の水道水、カフェイン含有飲料、栄養剤、ジュースなどの水分では意味がありません。
経口保水飲料、番茶・ほうじ茶、軟水に近い水がおススメです。
また、食べ物も一緒ですよね。お菓子、パン類、麺類、ジュース・・・ 生活環境も一緒、寝不足、暖房、クーラーの使いすぎ、病院のお薬の過剰摂取、サウナ、岩盤浴のやりすぎ・・・やればやるほど、カラダの水分は減少し、“乾き”ます。乾くってことは、酸化しやすくなるってことです。
カラダに良いお水を入れ、しっかり毒素を排出するよう、汗をかく・・・ 当たり前のことですが、大事ですね。
また、汗には、“見える汗”と、“見えない汗” があります。
これは、見える汗ですよね。っていうか、すごい汗ですね^^;
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見える汗は、基本、カラダの温度を冷やすためにかきます。だから、運動して汗をかく、熱くて汗をかく、サウナで汗をかく・・・ 熱を冷ますためにかくわけです。
大事なのは、もう一つの方、“見えない汗”。
目には、見えないけど、カラダからは、常に汗が出ています。この汗が大事。これがないと、毒素が出にくくなる、体臭がつよくなる、口臭もつよい、静電気をおこしやすい、風邪をひきやすくなる・・・ さまざまな症状を起こしやすくなります。
では、自分は、どのくらいこの“見せない汗”をかいているのか?
寝る前と起床時までの体重を測定するとわかりやすいです。トイレに行かないのを前提に、大体通常、400~600mlの体重が減ります。
これが、見えない汗としてぬけた水分の量ですよね。しっかり、見えない汗が出ている証拠でもあり、代謝が良い!という言葉にもつながります。
これなら、ご自宅でもできますから、一度チェックしてみるといいと思います。もし、体重の減りが少なければ、汗が少ない、代謝が悪い、解毒しにくい!ってことです。
汗をかける体に、体質に、自律神経をバランスを正常に!ってことが大切になります。