ご存じの方も多いかと思うのですが、油について、ちょっと書いておきます。
一言に、“油”と言っても、色々な種類があります。お肉や、オリーブオイル、米油、菜種油、バター、ココナッツオイル・・・ カラダにとって良さそうと思って食べていけど、意外と、良くなかった・・・という油もありますので、一度、ご確認してみてください。
細かく説明すると、大変なんで、ザックリと説明します^^;
まず、油には、2種類あります。“脂”と“油”ですね。
脂は、常温で固まりやすいのを脂と思ってください。お肉の脂、バター、ココナッツオイルみたいな。その脂のことを、“不飽和脂肪酸”って言います。上の図の、紫色をしたところですね。
油は、常温で固まりにくいもの。植物油が代表例ですよね。その油を、不飽和脂肪酸 って言います。
それぞれの特徴を言うと、脂の方は、主にエネルギー源になる!っていうのが特徴。だからこそ、よく食べ過ぎには注意って言われますよね。「肉・脂は太るから食べない!」っていう女性の方、多いのですが、食べ過ぎると、確かに太りますが、まったく食べないのも良くないのです。バランスが大事ですね。
また、お肉=アトピーに悪い!というイメージがありますが、アトピーの方に足りない“皮脂”は、“脂”です。腸内環境のことを考えると、食べ過ぎもよくありませんが、食べなさすぎもよくないんですよ。
次に、油の方は、さらに3つに分けられます。専門用語でいうと、一価不飽和脂肪酸・n-6系・n-3系の3つになるのですが、表現をわかりやすくいうと・・・
①熱につよい油(一価不飽和脂肪酸)=オリーブオイル、菜種油、米油など。
②避けてほしい油(n-6系)=コーン油、大豆油、紅花油(サフラワー油)、ひまわり油
③食べてほしい油(n-3系)=シソ油、エゴマ油、アマニ油、EPA・DHAなどを含む魚(魚油)
それぞれの特徴を言うと・・・
熱をかける・・・ 炒め物や揚げ物に使うなら、オリーブオイル、菜種油などがおススメなど。ドレッシングや健康のために飲む、生で使うなら、シソ油、エゴマ油、アマニ油って覚えておいてください。また、シソ油などは、アレルギーを抑える働きが強いので、ぜひぜひ毎日摂取してほしいぐらいです。
n-6系の油も、もちろん体に必要な油なのですが、とりすぎると、ガンや動脈硬化、アレルギー、肥満、不妊などの病気につながりやすくなります。
しかも、この油で意外と気を付けてほしいのが、買ってくる食べ物に、この油が多い!ということ。
冷凍食品、お菓子、スナック、インスタント、見えないところで使われている油ですね。また、表示には、“植物油脂”としてしか、書かれていない場合が多く、実際は、なんの油かわからないですね^^;
ですので、なるべく買ってくるものは避ける、家での食事を増やすことが大事ですね。
また、意外と気を付けてほしいのが、ドレッシングです。良い油を使ったドレッシングってかなり少ないです。自分で作るのが、一番理想です。というか、野菜に関しては、無理にサラダにしなくていいです。蒸野菜、炒め、煮物、料理して食べる方が量が多く取れ、おススメですよ。
そして、最後に、一番気を付けてほしいのが、“トランス型脂肪酸 ”という油ですね。天然の油に熱や水素添加という加工をして作った“人工的な油”です。
代表例がマーガリンです。本来、植物油は、常温では液体です。しかし、使いやすいように、常温で半固形状に加工したのが、マーガリンです。使いやすくなった分、悪い成分も多くなったわけです。
この油は、とにかく厄介です。アレルギーをどんどん増やし、蓄積します。
油は、体にとって必要不可欠なものである反面、質の悪い油が多いと、体にたまり、悪影響になります。男性は、その油が肝臓にたまりやすく、女性は、子宮にたまりやすいです。
毎日食べるものだからこそ、体に良い油を使ってくださいね。
~まとめ~
・お肉などの脂も身体には必要!でも、食べ過ぎにはご注意を!
・家で炒め用に使うなら、オリーブオイル、菜種油がおススメ
・野菜は、無理にサラダで食べず、煮物や蒸して食べましょう。
ドレッシングは、使う前に、材料表示を確認すること
・n-3系の油、シソ、エゴマ油などは、毎日摂取しましょう!
お魚にも、n-3系の油は、多いです。意識して食べてね!
・買ってくるものや外食ばかりせず、家で食事をする生活を!
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