アトピーを治療するうえで、イソジンなどの消毒剤を使うことがあります。
特に、患部がジュクジュクしている方、脱ステをして二次感染している方・・・ 要は、菌が繁殖している状態には、イソジンなどで一度殺菌することは、大事かと思います。
ただ、気を付けてほしいのは、それを、応急処置的にやるのと、ずーっと使い続けるってことは、異なるっていうことです。
皮膚には、良い菌もいれば、悪い菌もいます。そして、そのバランスが大事なんです。
確かに、二次感染などで、ジュクジュクして、膿もでて・・・ っていうときは、イソジンなどの消毒剤は、選択肢に入りますが、逆に、皮膚が乾燥して、皮膚のバリアーが弱いときに、消毒剤は、逆効果です。
イソジンなどの消毒剤は、悪い菌だけではなく、良い菌も殺してしまいます。患部が落ち着いているのに、ずーっとつかっていたら、今度は良い菌も増えず、ずーっと肌が荒れっぱなしになります。
これは、イソジンだけの話ではなく、酸性水などの水も一緒です。何でもかんでも酸性水が良いってことはないです。アルカリ水の方が良いときも多いです。だから、温泉で治る方もいらっしゃるでしょう。
何が良いかは、その方の、その時の状態によって異なるんです。なかなか、自分自身では判断しにくい部分だと思いますが、特に医薬品などのお薬は、基本的に使い続けるものではなく、応急処置として使うものというのは、意識しておくといいと思います。