これも、昔から言われていることですが、まずは、ヒートテックの原理から。
ヒートテックは、そのものが温かい生地!ということではなく、人間から出る汗、熱を吸湿して発熱を起こす素材になります。
なので・・・ 基本、お肌は乾燥しやすくなってしまいます。当たり前ですが・・・^^;
化学繊維だから!というのも、もちろんありますが、それ以上に、こちらの方が肌にとっては反応しやすいのではないでしょうか。
また、これは、もちろんヒートテックだけじゃなく、すべての化学繊維の洋服に当てはまりますが、ここら辺の洋服で一番気を付けたいのが、“静電気”です。
衣類の繊維にはプラスを帯びやすいものとマイナスを帯びやすいものがあります。
そして、静電気は、図のように、左右との距離が離れれば、離れるほど電気が起きます。
ヒートテックの素材は、ポリエステル35%、レーヨン33%、アクリル27%、ポリウレタン5%ですので、静電気が生じやすい洋服!ってことなんですよね。
もっと言うと、たとえば、ヒートテックを着て、ウールのセーターを着たら、静電気まみれってことです^^; フリースの服をきて、ウールのマフラーを使うっていうのも一緒ですね。
逆をいうと、昔から良いと言われる綿、麻、絹などは、帯電しにくい素材。だから、ベースはこちらの素材を使い、うまく組みあわせて洋服を選んだ方が良いです。
そして、その体内静電気が過剰になると、結局、カラダは交感神経優位な状態になりやすいのです。
アトピーなら、神経過敏になりますから、余計かゆみを強く感じるでしょう。また、夜の寝にくくなります。夜が寝れないってことは、皮膚の再生も、免疫の正常化も、しっかり修復しにくくなる!っていうことです。
今は、ヒートテックじゃなくても、ホットコットン、メリーウールなど、静電気を発生しにくい絹、麻、などの「天然繊維100%の素材」を使った暖かインナーもありますので、そちらを使いましょう!