コレも知っておいてほしいことです。“乳化剤”
聞きなれた言葉ではないと思いますが、油と水を混ぜるものを、乳化剤と言います。
基本、水と油は混ざりません。でも、この状態に乳化剤を入れると油と水が混ざり、白濁した状態になります。“乳化”という状態ですね。
この現象は、結構私たちの身近なところでよく使われています。たとえば、化粧品のクリーム! あれも、乳化させたものです。簡単に言っちゃうと、水と油と乳化剤のものです。
こちらも参考にしてみてください→ 「クリーム剤の作り方 」
また、お風呂の液体の入浴剤もそうですよね。洗濯洗剤もそう。あと、食べ物でいうと、マヨネーズも、油・水・酢・卵で作ります。卵黄が乳化剤として働き、水と油が混ざるわけです。
このように、乳化剤は、本来、水と油のように通常では混ざりにくい2つの性質をもった物質を混ぜて、均一化し、状態をなめらにしたり、保存しやすくするために、食品の添加物として多用されています。たとえば・・・
アイスクリーム、ドレッシング、缶コーヒー、パン・パンケーキ、チーズ、チョコレートマヨネーズ、バター、マーガリン、ケーキ、ホイップクリーム、ジャム、魚肉練り製品(ソーセージ・ちくわ・かまぼこなど)、タレやルーなどの調味料・・・などなど上げたらきりがないぐらい、たくさん使われています(^-^;
たとえば、缶コーヒー
甘いコーヒーならミルクも入っているので、乳化剤が入っていそうですが、ブラックコーヒーにも、入っています。
コーヒー豆には元から油分が含まれています。喫茶店などで出てくるコーヒーを見れると表面に油分が浮いているのがわかります。それを均一にするためです。
また代表的なのが、コーヒーについてくるミルク。これに至っては、中身は、ミルクはほぼ入っていません・・・水と油に乳化剤をいれ、白く濁らせたものに、味・風味の添加物を入れているだけです。
だから・・・ 無料!でしょ?
乳化剤は、もっと簡単な言葉で表現すると、“食器洗剤”と同じなんです。油を溶かしますからね。この乳化剤の食べ物を食べると、どうなるか? 腸を荒らすんです。
腸をとかし、穴をあけます。未分解の状態のタンパク質が体に入りやすくなるんです。それで、起きるのが、アトピーなどのアレルギー症状です。
網戸に穴が開いた状態みたいな感じですね。異物が入りやすくなってしまうんです。
「体に脂肪が付きにくい」で有名なエコナ油の騒動は覚えている方も多いのではないでしょうか。これは乳化剤として使用されていたグリシドール脂肪酸エステルに高濃度の発がん性物質があると指摘された騒動で、発売から10年たって販売中止となりましたよね。
買い物するときは、原材料表示をみる習慣をつけましょう!絶対に食べるな!とは言いませんが、意識するだけでも違うんじゃないでしょうか?
腸は、免疫・アレルギーの大元です。食べ物で壊さないようにね!