脱ステロイドと迷い

 

昨日、〇〇さんとこんなお話をした。

 

 

お子様がアトピーで落ち着いていたんだけど、風邪をきっかけに一気に悪化・・・ 脱ステができる病院にいき、いろいろお話をされ、「ステロイドを使わないでいこう!」そう決心された。

 

 

 

 

 

けれども、目の前のかゆみに苦しむ我が子・・・、肌が荒れて落ち込む我が子・・・、暑いのに、半そでに抵抗する我が子・・・、をみて、やはり迷うわけです。

 

 

このまま脱ステいいのか?大丈夫なのか?自分のエゴではないだろうか・・・ いろいろな迷いが出てきます。

 

 

 

脱ステロイド・・・ 特に、自分ではなく、子供の場合は、かなりの決心がいる。なので、迷うようなら、あまり無理に脱ステロイドをしないほうがいい。脱ステする時期ではない、と表現したほうがいいかもしれない。

 

 

 

それと・・・・

 

 

 

ちょっとこれは、ちょっと言っておきたいのですが、「脱ステをしないと、アトピーは治らない!」と思っているなら、これは、違う。

 

 

伝わっていますか?

 

 

 

今まで、たくさんのアトピー治療をやってきましたが、意外と、この脱ステする、しない、は、アトピーを治すうえでは、それほどあまり大きな影響はない。

 

 

もちろん、脱ステ、脱保湿をしたほうが、皮膚の回復は早いでしょう。でも、相手は人間です。そこには、皮膚の回復だけじゃなく、ストレスや生活習慣、感情が必ず影響する

 

 

 

脱ステロイド=アトピー完治 とは、必ずしもつながらない場合が、治療現場ではとても多く存在するんです。だって、やめただけで治るなら、アトピーなんともっと早い段階で治っているはずですしね。

 

 

 

つまり、脱ステすることは、もちろんアトピーを治すうえで一つの選択肢になるけれど、それ以外にも、治す選択肢・・・方法はたくさんあるってことを知ってほしい

 

 

誤解してほしくないのですが、脱ステロイドを否定しているわけではない。もちろん、脱ステロイドで、つらい時期を乗り越え、見事に完治された方はたくさんいる

 

ただ、だからこそ、脱ステロイドしなければ治らない・・・っていう固定観念はあまり持たないでほしいだけ。

 

 

 

脱ステしないと、アトピーを治らない。

 

ステロイドを外せば、アトピーは治る というわけでもない。

 

 

ステロイドを使っていても、アトピー自体を治していけば、結果、ステロイドは自然と外せる

 

 

 

大事なのは、“脱ステロイド”という方法をすることではなく、“アトピーを治す方法”に目を向けることだ。

 

 

 

 

 

 

 

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